松田翔太と山田孝之の酒豪ぶりを瀧本智行監督が暴露! 映画「イキガミ」完成披露会見
「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中の人気漫画を実写化した映画「イキガミ」の完成披露会見が、8日、都内で行われ、出演者の松田翔太、成海璃子、山田孝之、瀧本智行監督とともに、原作者の間瀬元朗が出席した。
本作は、国民に“生命の価値”に対する意識を高めるために1000人に1人の確率で若者を死亡させる“国家繁栄維持法”を作った国が舞台。24時間後に死ぬと書かれた死亡予告証“逝紙(イキガミ)”を配達する厚生保健省の国家公務員・藤本(松田)と、“イキガミ”を渡されて極限状態に置かれた人々の姿を通して、生命の尊さを描き出すヒューマンドラマだ。
感情をむき出しにしないイキガミの配達人・藤本を演じた松田は「突出したキャラクターではなかったから、普通らしく演じるのが難しかった」と役作りに苦労した様子。さらに、山田と撮影の合間に飲みに行くことで、演技の刺激をもらったという。
また、「この作品を通して自分は何のために生きていて、何をしたいのかを考えてほしいです」と真剣に訴えた。さらに、「もしも自分にイキガミが届いたら?」という質問に対しては、「愛が感じられる場所でゆっくりしながら死にたい」と話した。
1000人に1人の確率で若者が国に殺されてしまうという非現実的な設定だが、瀧本監督は「格差問題や年金問題などで苦しんでいる人の不安や怒りと『イキガミ』の登場人物の心の揺れがだぶって見えました」とコメント。原作を読んで感じた“リアルさ”を大切にしたという瀧本監督は「スタッフにもキャストにも生々しい映画を作りたいと伝え、リアルな映画が完成したと思っています」と自信を見せた。
また、イキガミが届いたらどうするかを聞かれ、山田が「イキガミを食べて飲みまくってアルコール中毒と思われて死にたい」と答えたのと同様、「ベロベロになるまで飲んで寝たまんま死ぬ」とコメント。さらに、よく出演者とも飲んでいたという瀧本監督は「松田君も山田君も酒がすごく強くて、飲んだ翌日でも元気でした」と意外(?)なエピソードも披露した。
映画「イキガミ」
9月27日(土)より全国ロードショー
舞台裏でスタッフが言ってたんです。尊敬してるんですって、俳優として山田くんのことを。若い俳優サン達が皆。確かにウラでも山田くんが現れると男優陣嬉しそうでしたよ!