報道記事 2008

山田孝之&成海璃子で“美しき兄妹愛”

 俳優の松田翔太(22)主演の映画「イキガミ」(監督瀧本智行、9月公開)に山田孝之(24)と成海璃子(15)が兄妹役として出演することになった。

 「国家繁栄維持法」という法律によって、1000人に1人の若者が突然殺される架空の国が舞台。山田は盲目の妹・さくら(成海)を支えるため、裏社会で働く兄さとし。松田演じる役人・藤本から「24時間後に死ぬ」との死亡予告証(通称イキガミ)が届き、人生最後の1日で自分の角膜を妹に移植しようと奔走する。

 撮影は4月20日にクランクアップ。瀧本監督と何度も意見をぶつけ合ったという山田は「いい兄妹愛を2人でつくれたと思う」。成海は「人と人のきずなや、生きるということについて考えさせられました」。ほかに塚本高史(25)風吹ジュン(55)らが出演する。 [ 2008年05月07日 ]

サンスポ 2008/4/21


現在、京都で撮影に励んでいる(左から)荒川良々、濱田岳、山田孝之。写真からもコミカルなムードが伝わってくる

現在、京都で撮影に励んでいる
(左から)荒川良々、濱田岳、山田孝之。
写真からもコミカルなムードが伝わってくる

「鴨川ホルモー」映画化!100匹の鬼操る大学生“鬼語”連発

 作家、万城目学(まきめ・まなぶ)氏のベストセラー小説「鴨川ホルモー」が、俳優の山田孝之(24)主演で映画化されることが20日、分かった。山田が演じるのは100匹の鬼を自在に操る大学生役で、その姿は、まさに現代版“陰陽師”。本木克英監督がメガホンを執り、来年公開される。製作・配給元の松竹では、笑って泣ける痛快青春コメディーを目指している。

 2月に行われた松竹ラインアップ発表会で、唯一詳細が明かされず、注目を集めていた映画「鴨川ホルモー」が、ついにそのベールを脱いだ。

 原作は、今年1月クールに放送されたフジテレビ系ドラマ「鹿男あをによし」の作者でもある、いま注目の作家、万城目氏のデビュー作。京都を舞台に、鬼と呼ばれる式神(しきがみ)を使った対戦型競技「ホルモー」を戦う大学生の姿を描いた青春物語だ。

 鬼といっても、原作に登場するのは、茶きん絞りのお菓子のような独特な頭部をした20センチほどの小鬼たちで、“鬼語”を駆使して100匹の鬼を操る姿は、まるで現代版・陰陽師。そんな“鬼使い”の主人公に、若手演技派の山田が選ばれた。

 劇中では、変態チックなポーズで“鬼語”を連発するなど、コミカルな演技も披露するが、山田といえば平成17年公開の映画「電車男」でオタク役を好演。昨秋公開の映画「クローズZERO」では、これまでのイメージを覆す凄味のある不良役を演じ、演技の幅を広げたばかり。本木監督は「山田君は愚かさと知性を合わせて表現できる俳優。自然な演技も傑出している」と絶賛。山田も「台本もらってめちゃめちゃテンション上がりました。こういうストーリーの映画に出たかったし、話が最高に面白い。とにかく楽しみます」と、新境地開拓に気合を入れている。

 「フギュルッパ(=進め)」、「アギュリッピ(=突撃)」など、不可思議な“鬼語”とともに繰り出す“変態ポーズ”は、タレントのパパイヤ鈴木(41)が指導。

 原作の万城目氏は、山田に“おばかキャラ”を演じさせてしまうことに「ええんか、ホンマにええんか」と心配しながらも、「でも一方でうらやましくもある。山田氏ならきっと、あの京都の空に、美しいアホの虹をかけてしまうだろうから」と期待いっぱい。山田が同作で新たな魅力を見せてくれそうだ。4月上旬にクランクインした。

★松竹、京大や立命館大と提携

 同作は役名も陰陽師にちなんでおり、安倍晴明ならぬ安倍明を演じるのが山田なら、芦屋道満ならぬ芦屋満を演じるライバル役には、若手実力派の石田卓也(21)を起用。ほかにも芦名星(24)、濱田岳(21)、荒川良々(34)ら個性豊かな面々が共演している。

 また、劇中では安倍らが通学する京大をはじめ、立命館大、龍谷大、京産大などが実名で登場。松竹では昨秋、立命館大や京都府と提携して、京都での映画作りを重視する方針を示しており、今回の作品がその第1弾となる。

■鴨川ホルモー

 念願かなって京大に入学した安倍(山田)は、「京都大学青竜会」と名乗る謎のサークルの新歓コンパで、同じ新入生の女の子(芦名星)に一目惚れ。誘われるままに同サークルに入ってしまう。だが、そのサークルには隠された目的があった。安倍は、まずは立派な“鬼使い”になるために修行を受けることになるのだが…。

ディリースポーツ 2008/4/21

山田孝之 不良一転!ダッサダサ京大生

 作家・万城目学氏の人気小説「鴨川ホルモー」(来年公開)が映画化され、俳優の山田孝之(24)が主演することが20日、分かった。「鴨川-」は京都大学を舞台に、“オニ”を使って対決する謎の競技に青春をかける群像劇。山田はダサい京大生・安倍を演じる。昨年公開の映画「クローズZERO」で演じた最凶の不良高校生とは真逆の役柄で、ファンの度肝を抜く。

  ◇  ◇

 人気小説待望の映画化で、山田が新境地を開く。「鴨川-」は、今年ドラマ化もされた「鹿男あをによし」が昨年の直木賞候補となった万城目学氏のデビュー作。05年に15万部を売り上げ、20社以上による争奪戦の結果、松竹が映像化権を獲得し、映画化が決まった。

 同作はインテリ学生による青春群像劇。2浪の末、京大に入学したがうだつの上がらない安倍(山田)が、謎のサークル「青竜会」に入会。体長20センチほどの妖精“オニ”100匹を操って対決する競技「ホルモー」を行う同会を舞台に、失恋や友情に悩む学生たちを笑いと涙で描いていく。

 山田は映画主演3作目。「クローズ-」での小栗旬と演じた壮絶な殴り合いが記憶に新しいが、今度は一転“いか京”を演じる。いかにもダサい京大生を意味する通り、インテリだが伸びた髪にしゃれっ気のないTシャツとジーンズ姿で登場する。「台本もらってテンションが上がった。こういうストーリーの映画に出たかった」と意欲十分だ。

 メガホンを取る本木克英監督は「山田さんは愚かさと知性を合わせて表現できる俳優。自然な演技も傑出している」と硬軟自在の高い演技力に期待する。本木監督は劇場版「ゲゲゲの鬼太郎」も手がけており、CGでオニ数百匹の対決を再現する予定。ロケは今月5日に始まり、京大キャンパスなど全編を京都で行う。共演は芦名星、濱田岳、石田卓也、荒川良々ら。

京都新聞 2008/4/3
都大路に青春絵巻
「鴨川ホルモー」映画化

京都を舞台にした万城目(まきめ)学さん(32)の青春ファンタジー小説「鴨川ホルモー」が映画化されることになり、松竹が5日から京都市内で撮影を始める。ベストセラーとなった原作同様、京都の大学や神社が実名で数多く登場し、「恋や友情を絡めた娯楽大作にしたい」としている。松竹は京都での映画製作を重視する方針で、今作はその第一弾となる。

 映画には主人公が在籍する京都大をはじめ、ライバルとなる立命館大や京産大、龍谷大が登場。物語の重要な舞台となる吉田神社や上賀茂神社も出てくる。松竹京都映画撮影所(右京区)をはじめ市内各地でロケし、葵祭や祇園祭の実景も交える。監督は「犬と私の10の約束」の本木克英さん(44)で、若手俳優らが多数出演する。

 松竹は昨秋、「京都で生まれた企業として京都発の文化や人材育成を進めたい」(迫本淳一社長)と立命館大や京都府との産学公連携を発表。同撮影所を改修し、京都での映画作りを重視する方針を示した。

 山田洋次監督(76)が監修する「京都太秦恋物語(仮題)」の製作も決まっているが、撮影は来年以降になるため、「鴨川ホルモー」が“京都重視路線”の第一弾となる。

 松竹は、「映画のまち・京都の映画として市民にも映画作りを楽しんでほしい」として、5月中旬に撮影する祇園祭のシーンを中心にエキストラを数100人規模で募る。kamogawahorumo@gmail.comにメールを送れば、募集要項を返信する。

 映画は来春、全国公開される。

 ■鴨川ホルモー
 京都大出身の万城目さんのデビュー作。京大の謎のサークルから勧誘を受けた学生・安倍は、新歓コンパで一目ぼれした女子学生に会うためにサークル入り。サークルは普通の人に見えない「鬼」を使った競技(ホルモー)で他大学と対抗戦を繰り広げていた…。奇抜な発想と描写が人気で、15万部以上売れた。

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