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いよいよ最終回! いったい孝治はどうなるのか…。そして孝治と薫との関係は? 最終回オンエア直前となる『タイヨウのうた』を、全体的に俯瞰して頂くのは、もちろん我らが主役! の藤代孝治役を演じる山田孝之さんです!
(※ このインタビューは2006年8月13日に収録されたものです。9, 10話の台本が出来上がる前にインタビューしています)

── 本日は宜しくお願い致します。さっそくですが、最終回の見どころをお伺いしたいのですが…

山田孝之(以下、山田):俺、どうなるか聴いてないんです(笑)。

津留プロデューサー(以下、津留P):俺伝えてないもん(笑)。まだ言えないです(笑)。

── (笑)。それでは孝治と薫の関係について伺います。今までの展開でこの2人の関係というのは如何でしたか?

山田:凄く良いんじゃないかな。何か“今っぽい関係”だと思います。2人の感じがさらっとしていて、さりげなく演じてられている感じがします

── 孝治にとって薫とはどういった存在なのでしょうか?

山田:結構“全て”に近いんじゃないですか。台詞でも「おまえ凄いよ」っていうのがありますが、あの凄い心の広さというか、本気で心底強いっていうか…。もちろん“好き”っていう感情もありますが、(彼女を)リスペクトしている気持ちのほうが強いと思います。孝治は結構弱いので。

── そういった存在の薫が、孝治を愛してくれているという事は、孝治が自信を持つ事にも繋がっているのでしょうか。

山田:自覚はないけれど、自然にそうなってきているかな、と思います。

── なるほど。その一方で麻美という女性がいるのですが、麻美に対する思いというのは?

山田:麻美に対しては…もう今は恋愛という感情は無いんじゃないかなって思います。6話の最後で「一緒に逃げよう」って麻美に誘われて…本当は薫の事が好きなんだけれど、それが無茶苦茶になってどうでもよくなって逃げようとしただけだから、麻美に対しては(恋愛感情は)無い気がします。(孝治は)過去の事を思い出したりしているけれど、その時にすごく精神的に不安定で、何か逃げる場所を探したくて、その場に麻美という人物が丁度いて…。

── 麻美としても、孝治を逃げ場にしている、という感じなのでしょうか?

山田:うーん…。(津留プロデューサーに)どうなんですか?

津留P:僕の考えで言うと、6話から7話にかけて、麻美の精神状態が、

孝治の精神状態に似て来ちゃっているんだと思います。基本的には、言えない事がいっぱいある2人なんですよ。言えない事が唯一言える相手が孝治と麻美のお互いなんですけれど、そのお互いの関係にも、もう(当時とは)かけ離れているものがあって。麻美にしても自分の掴んだ立場があるんだけど、それが負担になってきたときに、それにしがみつこうとするあまり、逃げ場が無くなってしまう。その時に頼ろうとしたのが孝治で、唯一フラっと行ける相手は孝治しかない。そういった状況で麻美が(孝治と)逢ったりしているから、孝治も逃げやすい状況にあるんです。「麻美の孝治に対する気持ち」というのは、それが恋愛感情なのか何なのか、ただの逃避なのかっていうのは麻美の中でも整理がつかないまま動いていると思います。逆に孝治としては、かつてはそうだったかもしれないけれど、(今は)麻美に対する恋愛感情は恐らく無く“姉弟”というか“幼なじみ”というか…。ある種“辛い時期を共有していた”というシンパシーなんだと思いますね。

── なるほど。ところで薫は死へと向かって行くのですが…、孝治としての心境はどういったものなんでしょうか。

山田:うーん、死に直面するまで、その時の気持ちは分からないから…。今でももう、その事は分かっているつもりで、自分の中ではある程度理解しているとは思っているんですが…。(ムーンチャイルドも)もしデビューしても、先の事や皆の事を考えたら、って思うと、複雑な心境ですね。やっぱある程度、薫と自分の中では分かり合っているつもりとは思いますけど

、ただ実際死んだら、と思うと、どういう心境になるか怖いですね。

── 死に直面することで薫自身が持つ「強さ」というのも揺らいで、薫と孝治の強さの関係が逆転するかもしれない、というのはありますか?

山田:逆転はしないんじゃないでしょうか。ああやって左手が動きづらくなってきたり、身体は弱くなってきていても、中身がぜんぜん変わって行ってない。内面的な部分では本当に孝治はまだ支えてもらっている気がします。気持ちの面で2人の支える割合は多少変わってくるかもしれないですけどね。

── 例えば、第5話のラストとなる岩場のシーンで「俺がお前のギターになる」と言ったように、孝治は薫の力強さを少しずつ受け継いでいるのかな、とも思うのですが。

山田:そうですね。気持ちの面で凄く近くなってきているのかな、と思います。だから、孝治としては結構自然な行動だったのかな、と思います。知らずにそうなってきている、というか。そういう意味では「強くなった」というより、ちゃんと(孝治の)気持ちが出来て来たのかな、と思います。最初は(孝治という人間は)何も無かった人だから。「ただ生きているだけ」みたいな男ですし。そこにこう、薫という1人の人と親密になって、一緒にいる時間が増えて…。それでだんだん人間としての気持ちを取り戻して来た、という事だと思います。忘れていたものや無くなっていたものが、徐々に開花された、というか。閉じていた気持ちが開いて来た、というか。最終的に、全て事実を受け止めて、感情が全て出て本当に開くのでしょうね。

── それでは逆に、孝治から薫にあげられるもの、といったら何でしょう?

山田:うーん…「喜び」とかかな…。「行った事のない所に連れていきたい」とか「したくても出来なかった事をしてあげたい」とか、今までずっと死を前提に引っ込んでいたのが、孝治と出逢えて外に出る気持ちを見つける事が出来た事、かな。

── あとは孝治のギターで一緒に歌う事が出来た、というのは薫の一番の喜びかな、とも思うのですが

山田:うーん、一番、かなあ(笑)?孝治が実際演奏するまでは、期待って言ったらあれだけど、それが彼女はベストだと思っていなかったと思うんですよ。(薫は)ギターが無くなったら楽しさも半分になっちゃうんじゃないかと思っていたわけですし。一人でギターを弾いて歌っていたのが100%だとして、孝治と2人でやったとして、それが120%になった、という事も無いと思うですし(笑)。よかった、とか、楽しかった、とは言ってくれたけれど、これがベストじゃないと思っているのかもしれない…(笑)。

── (笑)。話は変わりますが、今までの中で、山田さんご自身にとって印象的なエピソードはどのエピソードですか?

山田:第6話で展望台に行く前の、孝治と薫の2人での夜の会話は好きですね。その時の2人の空気感は、凄い良く出ているような気がして好きです。シチュエーションや場所とかもあったと思うんですけれど、微妙な距離感、いつもよりちょっと離れている感じが、ちょっと気持ちよかったです。よく2人の関係が出ていると思います。

── それでは最後になりますが、公式サイトをご覧の皆様にメッセージをお願いします。

山田:はい。病気を取り上げているという事もあって、見る人にとっては嫌な気持ちになる人もいるだろうし、いろんな考えがあるのかもしれないけれど、作品としてみてくれたら、爽やかな作品だと思うので、本当にドラマとして見てください。

── そうですね。一夏の青春の姿を切り取るのがメインテーマですからね。本日はどうもありがとうございました!






「今回は本当に現場が楽しくて、あっという間に終わりました。皆でよく話していたんですけれど、(楽しくて)感覚的には8月が無かったような、それぐらい早く終わってしまった感じです。今までと違う事が多くて、色々と学ぶ事がありました。有り難うございました。お疲れさまでした。」…

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